睡眠不足で肥満
人は眠っているときより、起きている時のほうが消費カロリーは高めです。
では、ずーと眠らずにいたら、痩せられる。と思ったりしますよね。
ところが、日本大医学部社会医学講座の兼板佳孝講師(公衆衛生学)らの疫学研究では、睡眠時間が5時間未満の人は、5時間以上寝ている人に比べて1.4倍も肥満になりやすい!んですって。
また、コロンビア大の研究データでは、4時間以下しか眠らない人は、7〜9時間眠る人に比べると73%も肥満になりやすく、5時間程度で50%、6時間で23%という結果があるそうです。
これは、レプチンという食欲を抑制するホルモンが睡眠不足の影響により分泌されにくくなり、過食を誘発することになるからだといわれています。
つまり、睡眠不足は肥満の味方というわけで、ダイエットのためには、しっかり睡眠を取る必要があるというわけです。
睡眠不足は肥満の味方
睡眠不足で肥満体質になってしまわないためにも、睡眠の質を高めたいものです。
そのためには、体温の落差を作る。ことが重要と言われます。
夕食には体温を高めてくれる食物を摂るようにしましょう。
カプサイシンで有名な唐辛子や、生姜など新陳代謝を高める効果も期待できますよね。
寝る1時間前くらいに、温めの半身浴がオススメです。
20分ほどかけて、しっかり身体をあたためましょう。
熱いお湯が好きな方は、眠る3時間以上前には入浴を済ませるほうが良いそうです。
そして、眠る2時間前から部屋を暗くすることで、眠りを促すホルモンが分泌されるそうです。
また光量の少ない電球色の照明は快眠へ誘う効果大だそうです。
目線より低めの照明がよりベスト。
うーん昔の行灯なんて、そんなことまでかんがえていたのかなぁ。
そして、単調なリズムの繰り返しでのんびりとした曲調の音楽で、生活音を遮断しましょう。
潮騒の宿が、よく眠れるというのもこんな理由なのかしら。
睡眠不足は肥満の味方だけじゃない
睡眠不足は肥満の味方というだけではなく、睡眠不足の影響は、生活習慣病といった病気や症状にもあらわれるようです。
眠りとともに分泌されると言われる成長ホルモンは、美肌や若返り効果で有名ですよね。
この成長ホルモンが分泌されるのは、眠りについて3時間だけ、それも深い眠りのときに分泌されるそうです。
しかも、午前3時以降は分泌されにくくなってしまうというシロモノ。
と、いうことは少なくても午前0時前には就寝しなきゃ、せっかくのご利益にありつけません。
そして、午前3時以降には身体の脂肪分を分解してくれるコルチゾールが分泌されます。
こちらは午前3時から7時のあいだという時間制限ですが、唯一、眠ったまま身体をなにも動かさずにダイエットできる時間というわけです。
そうそう、寝過ぎは寝すぎで良くないそうです。
血糖レベルを表すHbA1cの値は、睡眠6時間以下の人と、8時間以上の人で、高まったそうです。
そして、1999年時点で肥満のヒトは2006年の調査では、より睡眠時間が短くなっている傾向にあるという事実、つまり睡眠不足で肥満を誘発し、肥満化することで睡眠が短縮される悪魔のスパイラル。
そうならないための快眠法、規則正しく、バランスの取れた食事、そして適度な運動、心がけたいものですよね。